熱を帯びたデザインで、愛を生みだす。(#LXなぜデザ)
LayerXで働くデザイナーがバトン形式で「なぜあなたはデザイナーに?」をインタビューする連載「#LXなぜデザ」の第一弾です。この連載ではLayerXのデザイナーの想いや人柄をご紹介していきます。
経歴
── なぜデザイナーになったのか教えてください
元々物心ついた時から絵を描くのが好きな子供でした。小さい頃は家の襖に絵を描いて、いつも母に怒られていました。ずっと絵を描いていましたが、高校生の時、自分より絵が上手い人が沢山いたことや、表現したい自分の世界があまりないというモヤモヤを感じていました。その葛藤の中で、自分が絵を描いてきた理由は「誰かに喜んでほしい」という思いだったことに気がつきました。
「誰かに喜んでほしい」を仕事にするなら何だろうと考えた結果、大学ではデザインを学ぶことにしました。大学では知的好奇心が爆発して様々なプロジェクトを立ち上げからデザインまでやっていました。組織の中でひとつの想いをしっかり届けてみたいという気持ちで事業会社のデザイナーとして就職しました。
── なぜLayerXに入社したのでしょうか?
LayerXに興味を持ったきっかけはスカウトをいただいたことでした。面談の中で話した人との時間が楽しかったし、何よりLayerXとデザインが好きなんだなという想いが伝わってきてました。プロダクトデザイナーのmoriさんと話した時に「toBの良いところはユーザー体験にフォーカスできる」という言葉が印象深く、私もマーケティング活動で、認知の段階からよい体験を作りたいと思い入社しました。LayerXはまさにこれからってタイミングなので、フェーズ的にも面白いと思っています。
大事にしていること
── デザイナーとしてのモットーを教えてください
私のモットーはふたつあります。「人の考えていることを汲み取る」「誰も傷つかない表現をする」のふたつです。
デザイナーは具体的に表現ができる仕事だからこそ、一緒に働いている人がうまく言語化できていないことや、ユーザーの潜在的な意識を汲み取って、解決するというのを心がけています。マーケティング活動の中では、誰かを傷つけてしまうコミュニケーションをたまに見かけます。お客様に語りかける仕事なので、私は誰かを傷つけてまでお金を稼ぐことは絶対にしたくないです。広告はネガティブな側面もありますが、コミュニケーションデザイナーとして、驚きや楽しさのある広告を作っていきたいです。
── 好きなデザイナーのValueは何ですか
「愛」かな。自分でやりきって「心の底から良いな」って思うデザインを世の中に出したいと思っています。忙しさを理由に「これくらいで良いかな」だと満足できないし、プロフェッショナルじゃないと思います。熱を帯びたデザインは、自分も愛することができるし、ユーザーにも愛されると思います。
仕事について
── 具体的な仕事内容を教えてください
バクラク事業部のマーケティングチームに所属していて、コミュニケーションデザイナーとして働いています。プロダクトをユーザーに届けるまでのあらゆるクリエイティブに関わっています。具体的には広告、LPや展示会など媒体は問わずデザインを担当しています。2023年4月に入社してから4ヶ月が経ったんですが、振り返ると短期間で色々な施策に携わることができたなと思います。
── 今までのデザインの中で最も思い出のあるデザインは?
バクラクマガジンというパートナー様向けにバクラクを紹介する雑誌風の冊子のデザインが思い出に残っています。自分の認識や詰めの甘さが突きつけられた施策だっと思います。初稿を他のデザイナーに見せた時に「なんとなくのイメージで作っていて、機能を持ったレイアウトではない」というFBをいただき、自分の冊子のデザインへの解像度が低かったことに気がつきました。すぐ本屋さんに行って、様々なビジネス雑誌を研究しに行きました。
それから、他のデザイナーからFBを沢山いただきながら細かい部分を詰めていきました。冊子が完成すると、コンテンツが魅力的に見えるようになったし、マーケティングチームから素敵だから早く配りたいと言ってもらえました。愛を持って細部まで作りきる大切さを実感しました。
── 今後やっていきたいことを教えてください
バクラクのブランディングを頑張りたいです。LayerXという色んなプロフェッショナルが一緒に働いているという面白い環境で、デザインを活かしていくために重要な要素だと思います。今はバクラクのブランドがぼやけている状態で、ユーザーや従業員の間で小さな認識のズレが生まれていると思っています。だからこそ、強固なブランドを築いてよりよい体験を作っていきたいです。
未来の仲間に一言
まずは、デザインが好きな人と一緒に働きたいです!その上で、デザインで生まれる「なぜ」に対して向き合って考えることのできる人は、LayerXに合っているんじゃないかと思います。今(2023年8月時点)はコミュニケーションデザイナーが2人しかいないので、新しい仲間を募集しております!