目指すはLayerXの“特殊部員”。誰よりもパワフルな縁の下の力持ち(#LXエモカレ)
LayerXで働く人たちの心のうちに迫る「LayerXエモカレ」(LayerX Emoi Okimochi Calendar)。今回は、バクラク事業部ビジネスオペレーションの桑原由加が登場。
アパレルの販売員を経験後、専業主婦となり12年のブランクを経て、未経験ながらIT業界に飛び込んだ桑原。現在も子育て真っ最中ながら自分のキャリアも諦めない彼女の、人並外れたバイタリティの源泉は何なのか、話を聞きました。
12年間の専業主婦から未経験でIT系上場企業へ
——桑原さんは、専業主婦から未経験でSansanに入社されています。
アパレルの販売員を経験後、専業主婦となり、10年以上のブランクがあったので、まずはアルバイトからのスタートでした。IT業界はまったくの未経験でしたが、仕事を探しているときに「デジタル名刺」というプロダクトに興味を持って。そこからSansanについて調べ尽くしているうちに、テクノロジーの可能性にすごくワクワクしたんです。
——大変なことも多かったのではないでしょうか?
IT業界のことがまったく分からない状態での入社だったので、当初は業務を覚えること、PCを使えるようになることに必死で。仕事と家事が落ち着く22時ごろから4〜5時間かけて「寿司打」というゲームでタイピングの練習をする毎日でした。
ただ、職場の環境がみんな挑戦的で足りないところを補い合いながら仕事をしている空気にすごく良い影響を受けていたので、あまり「大変」と感じたことはなかったです。
——そこから正社員になられたんですね。
アルバイト時代はマニュアルに沿って、実施いただきたいことをお客様へ連絡するという業務を担当していました。業務を覚えていくにつれ、もっと気持ちよく、納得感を持ってお客様にご対応いただける方法はないかと考えるように。
そこでまずは、お客様の課題に対して親身になって話を聞くようにしたんです。「できない」と言われても、とにかく寄り添う。お客様の契約内容をよく確認して、どうすればもっとサービスを活用していただけるかを提案すると、納得感だけでなく、感謝の言葉ももらえるようになって。
このような取り組み以外にもオペレーションの改善なども行い、最終的には業務の指標が20%以上改善されたことを評価され、正社員になりました。
インサイドセールスはテレアポ部隊ではない
——そこから、なぜLayerXに転職しようと思ったんですか?
正社員になった後、事業企画部での仕事が広がり、更にはカスタマーサクセスの仕事を経験するうちに、もっと視野を広げていろんなことに挑戦したいという思いが芽生えてきたからです。
転職活動で10社ほどの選考を受けたなかで、LayerXの「お客様があってのセールス」という言葉が印象的で。お客様目線の会社は絶対に社員も大切にするはずだと思い、入社を決めました。
ちょうどインサイドセールスチームを立ち上げるタイミングだったので、オペレーションの構築や教育など、セールスの実務以外にもやることが多い環境にもやりがいを感じました。
——実際、入社してみていかがでしたか?
「インサイドセールスはテレアポ部隊ではない」という言葉に強く惹かれて入社しましたが、まさに組織の司令塔のチームでした。そこでいかにメンバーに仕事を面白いと思ってもらえるかを考えたり、一人ひとりのメンバーの立ち上がりをスムーズにして楽しくスタートダッシュが切れるようにしたり、さまざまなことを模索しながら仕事ができる環境なのですごく幸せです。
現在は、インサイドセールスから異動し、ビジネスオペレーションのチームに所属しています。チームのミッションは「バクソク事業拡大とバクラク顧客体験を両立させる」。会社全体のミッションを実現させるために、部署ごとにそれぞれの視点や役割で仕事をすることに、とてもやりがいを感じます。
LayerXはいろんなところにチャンスが落ちていて、それを積極的に拾うことが歓迎されている社風なので、とても働きやすいですね。
——チーム作りではどういうことを意識しましたか?
どうすればみんなが明るく、楽しく仕事ができるかをすごく考えていました。インサイドセールスのオンボーディングを見直したのも、一人ひとりの困りごとをキャッチして、考えた解決策です。
スタートアップでは、“プロ集団”として自走できる人が求められがちですが、中長期目線で考えると「ちゃんと寄り添って育てられる」チームにならないといけない。そう思い、オンボーディングの取り組みを行いました。
——お客様にもメンバーにもとことん寄り添う、と。
例えば、過去に製品のお問い合わせをくださったお客様が、経理業務の大変さを上司がわかってくれないので導入が進められないと言ってくださったことがあって。それで「こういうところが大変ですよね」「ここが困るポイントですよね」と話を聞いていたら、最後に「友だちみたいに話を聞いてくれてすごく嬉しかった」と言ってもらえたんです。
最終的に、そのときにお伝えしたアドバイス通りに上司の方に話してみたら、打ち合わせが実現したみたいで。お客様の悩みに寄り添ったことが、セールスの機会につながったことは、すごく自信になりました。
「お母さん」ではなく「ひとりの人間」として、仕事も家族も大切にする
——プライベートでは3人のお子さんがいらっしゃいます。キャリアと子育てのバランスはどのように取っているのですか。
常に仕事のことを考えるのではなく、子育てに切り替えるタイミングが明確にありますね。1週間分のご飯をまとめて作ったり、子どもたちとの時間を先に確保しておいたり、週末は完全に「育児脳」ですね。
とはいえ、私は「お母さん」ではなく「ひとりの人間」でありたいので、仕事か子育てかの二者択一ではなく、どちらも諦めずに追い求めて生きたいと思っています。
——かっこいいですね。LayerXは子育て中のメンバーも多くいますが、働き方の面で感じることはありますか。
フルフレックスかつリモートワークも可能な働き方は、家庭と仕事の両立にとても良い影響があります。それに、会社全体が「家族ファースト」な文化なので、「家庭の用事で1時間だけ抜けます」「子どもが病気になったから休みます」といったことを素直に言える環境はとてもありがたいです。LayerXに入って「本当は大変なんだけど言わないでおこう」という気持ちがなくなりました。
代表の福島さんや松本さんも同じ「子育て中」の目線で発信したり、会話してくれたりするのも大きいですね。
社内外の困りごとを解決する「特殊部員」を目指して
——これからキャリアをどう広げていきたいですか?
仕事で一番やりがいを感じるのが“人のためになること”をしているときなので、マネジメントスキルを身につけたり、社内全体のイネーブルメントに関係することや大規模な立ち上げをしてみたいなという思いがあります。
私は困っているところにいつでも飛んでいって解決のサポートをする、いわゆる「特殊部員」のような人になりたいんです。ひとつの部署で多様な経験ができる環境がLayerXの良さなので、今は模索しながらいろいろなことに挑戦しています。
——社内外の困りごとを全部解決できるジェネラリストですね。
私は、お客様も会社(事業)もハッピーになれると、やりがいを感じるんです。なので、事業を成長させる一員として自分自身も成長したいと強く思っています。そのためにキャリアアップをして、視座を上げていきたい。
自分が知らないこと、できないことがあることにすごくストレスを感じる性格なので、もっともっと学んで、みんなで一緒に成長したいなと思います。
——自分だけが登っていくのではなく、周りと一緒に成長していきたい。素敵ですね。
LayerXメンバーの良いところは、自分の足りていないところ、分からないことを正直に開示するところだと思っています。実は最終面接で、福島さんが「久しぶりに使うので、Google Meetの使い方が分からなくなってしまった」と言うので、私が使い方をレクチャーした思い出も(笑)
経営メンバーでも、自分が苦手なことを開示してくれるので、自ずと心理的安全性も高くなり、学びの機会も増えます。
——LayerXに興味を持っている方に伝えたいことは?
とにかく飛び込んでみてほしいです。何事にも言えますが、「準備ができたら」とか「落ち着いたら」と言っていては、永遠にそのタイミングは来ない。まず飛び込んで、目の前の壁をどう乗り越えていくかを考えることが大事だと思います。
LayerXは飛び込む勇気を持った人をちゃんとフォローしてくれる会社なので「心配しなくても大丈夫」と伝えたいですね。
目の前の課題をただクリアしていくだけならひとりでもできるかもしれませんが、中長期を見据えると仲間が必要です。なので、視線を未来に向けられる人と仕事ができると良いなと思います。
LayerXで新たなチャレンジに踏み出す仲間を募集しています!
LayerXでは、さまざまなバックグラウンドを持つ多様なメンバーが、それぞれの強みを生かしながら活躍しています。少しでも興味を持っていただけたら、ぜひカジュアル面談でお話ししましょう!