事業に資するHRでいたい。ミッション実現のために「なんでもやる」人事の姿(#LXエモカレ)
LayerXで働く人たちの心のうちに迫る「LayerXエモカレ」。今回登場するのは、バクラク事業部Dev(開発組織)HRの宮本純弥。
大分県からフルリモートで日々の業務を推進する宮本は「実は、大分県に転居する際に個人のキャリアを諦めかけた」と言います。それからLayerXに参画し「幸せを噛み締めている」と話す彼に、人事として大切にしていることや、どんな人と一緒に働きたいのかなどを聞きました。
テクノロジーの力で生活を変えるにはLayerXしかない
——宮本さんは現在、大分県からフルリモートで働かれています。
1社目のときに、家庭の事情で大分県に引っ越しました。当時はコロナ禍以前で、フルリモートは珍しかったのですが、特例として認めてもらって。それから3ヶ月が経った頃に、本格的に新型コロナが流行しはじめて、結果的に社会の波に乗った形になりました。
その後、せっかくなら自分が住む地域のために仕事がしたいと思い、地元のスタートアップに転職しました。
——そこからなぜLayerXに?
LayerXのことは創業時からずっと見ていて、テクノロジーで社会を良くしていくという思いにとても共感していました。1社目で新卒採用をしていたときも、学生さんに「今もし就活するならLayerXみたいなチャレンジングな会社に飛び込んだと思う」という話をしたこともあります。テクノロジーの力でこれまでの社会や生活を変えることをずっとやりたいと思っていたんです。
実際に、2社目では HRTech 領域の事業責任者として、地方の人材不足を解消するための事業創りにチャレンジしました。ただ、地方スタートアップということもあり、資金も人手も時間もない状態の中、プロダクトやサービスで支援をし続けることは、ビジネスモデルの構造的にも限界があると感じて……
10〜30年かけてやっと物事が変わっていくスピード感というのは、僕がイメージしていた「社会を変える」スピードと乖離していたんですね。それで、もっと抜本的に社会を良くしていける会社でチャレンジしたい思いが強くなり、いろいろ考えた結果「LayerXしかないな」と思いました。
エンジニアと同じ目線になろうとするのがLayerXのリクルーター
——現在は、人事としてエンジニア採用を主に担当されています。人事の仕事の面白さをどういうところに感じますか。
人事の仕事は誰かの人生にとって何かしらの「きっかけ」を作るものなので、やりがいも責任も大きいと感じています。LayerXではエンジニア採用を担当していますが、LayerXは開発力やエンジニア組織作りが事業戦略のコアなので、採用が事業成長に直結している、とてもインパクトの大きな仕事だと思います。
——選考プロセスではどういうところを意識していますか。
プロダクトの顧客体験にどこまでこだわっているかや、作ったものに対してお客様からきちんとフィードバックをもらえているかなど、ベクトルが外に向いているかはすごく見ています。
極端な例ですが、作って終わりだったり、技術だけにより過ぎていてユーザーのことを考えていなかったりすると、LayerXには向いていないかもしれないと判断することもあります。
LayerXの行動指針に「徳」というものがあって、どんな物事も「徳」があるかどうかを軸に考えるカルチャーが浸透しています。開発においても同じで、社会やユーザーのことを常に見て、一番使いやすいプロダクトを提供するのがLayerXの開発カルチャーなんです。
——どういう人がLayerXのリクルーターに向いていると思いますか?
他の職種は分かりませんが、エンジニア採用で言うとエンジニアをリスペクトし、同じ目線になろうとする人が向いているのではないかと思います。直接プロダクトに関わらなくても、作り手であるエンジニアと同じくらいの熱量で、自社のプロダクトを愛せるかどうかが、実は一番重要だと考えています。
僕がLayerXで一番好きな時間が、毎週金曜日に開催されているレビュー会なんです。その週に作ったもの(プロダクトの新機能等)を発表する会で、創業当時からずっと行われているものなんですが、いまだに毎週楽しみでワクワクするんですよね。
自分が採用に関わったメンバーが、入社2週間で「こういうものを作りました」と発表している姿を見ると、すごく感慨深い気持ちになります。そうやって、採用に関わった後も一緒に仕事を楽しめる人に、LayerXのリクルーターになってほしいなと思います。
——リクルーター以外ではどのような仕事をされていますか。
厳密には、主たる業務はリクルーターではなく、HRBPと言って組織づけの人事なんです。採用も当然ですが、オンボーディングの改善やマネジメント支援など……とにかくなんでもやっています。
また「LayerX OpenDoor」というカジュアル面談のシステムも一から作りました。登録不要でカジュアル面談を申し込むことができ、なおかつメンバーも簡単に面談の窓口を作成できるよう、ユーザー体験にとことんこだわったシステムです。
——社内でもかなり話題になりましたよね。
ありがたいことに、たくさんのメンバーに活用してもらっていますし、全社的に面談数の向上はもとより、具体的な採用にも寄与できているので嬉しいですね。
まだまだ不完全だからこそ、仲間とともに「偉大な会社」を作っていきたい
——今後は新卒採用にも注力していくとのことですが、新卒エンジニアに求めることはどんなことですか。
大きな方向性としては、中途採用と変わりません。ちゃんと目線がユーザーに向いているか、LayerXのカルチャーとマッチしているかが大きなポイントになると思います。あとは、(CTOの)松本さんは「未来のCTOになるような人たちを採用したい」と言っていて。それくらい成長ポテンシャルのある方と出会いたいなと思っています。
僕たちは、LayerXを優秀なエンジニアを輩出する会社にしたいと考えています。そのために、育成プランやキャリアパスなどの整備を進めているところです。
——宮本さんから見た、LayerXの「推し」ポイントはどこですか?
みんなが大きなミッションにまっすぐ向かっていて、本気でそれを達成できると思っているところですね。ミッションを掲げること自体は難しいことではありませんが、それをどれだけ信じて、日々の行動に移せるかは別だと思うんです。LayerXは、みんながピュアにミッションの実現に向かって頑張っている稀有な環境だと思いますね。
個人的には、ボードメンバー(役員陣)がとても好きです。いつも真剣に話を聞いて受け止めてくれるし、説明責任を果たそうとしてくれる。それが「透明性」ということだと思うのですが、全員が真摯にメンバーと向き合ってくれる姿勢はとても良いなと思います。
——今後、LayerXで成し遂げたいことはなんですか。
エンジニア採用は事業成長に直結するもので、今後採用人数は何倍にも増えていくと思います。ずっと新しいプロダクトを生み続けられる組織作りが重要な課題になると考えているので、常に事業に資するHR組織でありたいですね。
僕自身、キャリアや人生の展望があまりなくて……。LayerXがミッションに向かい続ける限り、自分が一番バリューを発揮できる場所でなんでもやっていきたいと思っています。東京から離れた場所にいながら、スタートアップのダイナミクスを感じつつ、日本社会の課題にアプローチできる環境は他にはないと思うので、そういう場所で働けている今が本当に幸せなんです。
とは言え、LayerXは本当にまだまだだと心の底から思っていて。目指す社会や、作りたいプロダクトに対してギャップが大きい。これから事業も組織規模ももっと成長させて行かなければならないので、「すでに出来上がった場所」ではなく、優秀でまっすぐなメンバーと一緒に「偉大な」会社を作っていきたいと思う人にぜひ仲間になってほしいと思います。
僕はLayerXのカルチャーが大好きで、自分自身が一番それを体現する存在でいたいと思っているので、これから会社や事業が変化しても、それだけは変わらずに守っていきたいですね。
コーポレート部門から事業をドライブさせたい方、カジュアル面談しませんか?
LayerXはまだまだ発展途上の組織です。その土台を作るコーポレート部門から事業や組織を成長させたいと思う方はぜひ、カジュアル面談でお話ししましょう。