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開発“以外”の仕事がコードの先の価値に繋がる。バクラクEMの挑戦(#LXエモカレ)

LayerXで働く人たちの心のうちに迫る「LayerXエモカレ」。今回は、バクラク事業部エンジニアリングマネージャー(以下、EM)の菊池翔が登場。

「子どもが大きくなったときに、より良い社会を実現するために仕事がしたい」とLayerXへの入社を決めた菊池。現在はエンジニアリングマネージャーとしてプロダクト開発のほか、採用や組織作りに取り組んでいます。開発以外の仕事に挑戦することで、結果的にエンジニアとしての視野が広がったと話す彼に、LayerXで働く意義について聞きました。


LayerXのプロダクト開発は想像以上に「泥臭い」

——LayerXに入社を決めた理由を教えてください。

一番大きな理由は、子どもが大きくなったときにより良い日本を手渡したいと思ったことです。前職も社会を活性化させるビジョンを持っている会社だったので、根っこの思いはずっと変わらないのかもしれませんが、子どもが生まれてからその思いが強くなりました。

LayerXは「日本の経済活動を、デジタル化する。」というミッションを掲げていますが、その先には社会全体をより良くしたいという思いがある会社です。そこに強く共感しましたね。根本的に社会全体を良くするためには、日本の企業活動を改善させる必要があると考えたんです。

LayerXが目指す先を表したメッセージ

日本の特徴だと思っているのが、「文化」や「空気」が変わりづらいこと。これが世の中の進化を遅くしている要因だとすると、良い文化を形成、醸成しようとしている企業を後押しすることができれば、他の企業もそれに続いて、社会全体が良い方向に進むのではないか。すごく難しい挑戦ですが、自分の人生を賭けるならそれくらいのことをやりたいと思いました。

——入社前のLayerXはどういう印象でしたか。

大きなビジョンとミッションに向かって、“強い”メンバーたちが戦っているイメージでした。映画のマーベルヒーローたちが勢揃いしている“アベンジャーズ”みたいな(笑)。人も仕組みも完成されているんだろうなと、勝手に思い込んでいました。

入社してみると、「思い」の部分はイメージ通りでしたが、実際の業務においては「泥臭くやってきたんだろうな」と感じる部分が多く、想像以上に不完全でした(笑)。やりたいこともやらなきゃいけないこともたくさんあるけど、優先度の高い事象が次々に生まれてくる環境のなかで、チームの仕組みづくりや改善も進めなくてはならない。良い意味で「チャレンジャー精神」が芽生えた気がします。

——LayerXのプロダクト開発の特色は何だと思いますか。

僕は今、「バクラク電子帳簿保存」チームのEMとして開発に携わっているのですが、とにかく「煩雑にしない」ことを大切にしています。いろんな機能をつければできることは増えますが、お客様にとっての本当の使いやすさを考えると「シンプルであること」が何より大事なんです。新しい機能を作ることによって、プロダクトが複雑になると判断してリリースする前に開発をストップすることは良くあります。今のシンプルな状態に対して、新しい機能がどれだけ必要なのかは、とても細かく議論しますね。

福島さんも言っているように、「新しい機能を作らないでお客様の課題を解決できるのが一番スマート」という考え方がLayerX全体に共通認識としてあります。まず最初にお客様の課題があって、それを解決するために「本当に」新しい機能が必要なのかを考える。今ある機能を良くするのではなく、お客様の業務フローを良くするために何ができるかを考えるのが、LayerXの開発文化だと思います。

自分が書くコードの先の価値まで考えたモノ作りを

——例えば、どういうチャレンジをされたのですか。

プロダクト開発をしながら組織作りにも取り組んでいることですね。開発と並行して、エンジニアの採用にも注力することが今までの経験ではなかったので、個人的には挑戦だと思っています。

もちろんエンジニアなので、モノ作りがしたい思いはあります。ですが、コードだけに強く向き合ってしまうと、「コード自体」をどう磨くかという思考に陥りがちです。そういう意味で、採用や事業にしっかり向き合うと、自分が書いているコードが動いた先の価値を考えられるようになるんです。そもそもコード以前に、チームとしてのあり方を整えたほうが効果がありそう、とか。手を動かす時間もすごくほしいですが、開発以外のことも広くやることで、結果的に良いサイクルが回っているという実感があります。

創業5周年の総会ではベストマネージャー賞を受賞
CTO/CPOの榎本(mosa)からのコメント

——採用活動で大切にしていることは何ですか。

かなり赤裸々に、不完全さを伝えることを意識しています。整いきっていないからこそ、“一緒に”チャレンジする仲間を集めているので。あとは、LayerXに入るかどうかは別にして、LayerXの採用フローを通して何かひとつでも新しい視点を提供できるようにしたいと思っています。

僕自身、LayerXの技術課題やトライアル入社において、自分の知らない経理領域を踏まえて開発をしたことで学びも多かったですし、ドメイン知識やLayerXに対する解像度もグッと上がったんです。知らないものをよく見るためのメガネをもらった感覚で。そういう体験を、候補者の方にもしてもらうことは、すごく意識しています。

“個”の強さだけでは乗り越えられない壁も“チーム”なら乗り越えられる

——LayerXのエンジニアチームを一言で表すとどういうチームですか?

欲張りな人が多いチームですね。エンジニアだからと言って、プロダクトだけに向き合って過ごす人は少ない印象です。みんな積極的に採用活動にも関わってくれますし、エンジニアブログのような自発的なアウトプットも凄まじい量が出ています。経営に関する情報の透明性も高いので、プロダクトに閉じない視野を持つことができます。だからこそ、事業やチーム、自分のキャリアが好転するためには何でもやるぞというモチベーションが高くなるんだと思います。

CTO/CPOの榎本さんや事業部執行役員(Enabling)の名村さんのような日本トップクラスのエンジニアと近い距離で仕事ができる環境って、正直なかなかない。加えて、バクラク事業部は半年にひとつ新しいプロダクトを立ち上げることを目標に掲げているので、チャレンジの場が圧倒的に多い環境です。

LayerXの募集要項に「圧倒的知的好奇心が満たされる職場環境」って書いてありますが、本当にその通りだと思いますね。僕自身も勉強させてもらう場面がすごく多いです。ある程度のキャリアを積むと刺激を感じることが少なくなってしまいますが、LayerXはそれぞれのメンバーが得意領域と豊富な経験を持っているので、知らないことがまだまだあるなと実感させてくれます。

TTFB=360°フィードバックについての、ある日のコメント

——若手からシニアレベルまで、経験値に関係なく刺激を与えあえるのは素晴らしいですね

あとは、ポジティブフィードバックを細かくしてくれる人が多いのも良いところですね。「心の中では感謝してるよ」では伝わらないので。何かチャレンジをしたメンバーに対しても、「こういう観点が足りないよね」と指摘はしつつも、「こんな取り組みは今まで誰もやっていないから、まずやってみたことが素晴らしい」と自然と言えるメンバーが多いので、とても心地が良いです。

LayerXは相互理解を大切にしているので、チームでお客様の課題を解決したいという思いがある人にとっては良い環境なんじゃないかなと思います。隣で働く人やお客様のことをちゃんと理解したいと思っているメンバーばかりです。スキルセットが高い人にきてほしいという思いはもちろんありますが、我々はバクラクを通して既存にはない新しい仕組みを作ろうとしているので、いろいろ頭をひねらせながらチームで頑張れる人に仲間になってほしいですね。

圧倒的知的好奇心を満たしながら、コードの先の価値を生み出す仲間を募集しています

バクラク事業部では半年に1つ、新規プロダクトをリリースする目標を掲げています。チャレンジの機会が圧倒的に多い環境で、まったく新しい仕組みや体験を作りたい方、ぜひカジュアル面談でお話ししましょう!

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