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必要なテクノロジーを誰かが開発してくれるのを待つのではなく、必要ならば自分たちで開発していく|#入社エントリ

こんにちは。恩田壮恭(@cipepser)と申します。LayerXでは、R&DチームでAnonifyを開発しています。

以前は、大手証券会社のSIで、機関投資家および一般投資家向けの証券ネットワークの設計、構築をしていました。その後、グループ内のFintech会社で、暗号資産関連の新規事業立ち上げに従事し、2020年3月にLayerXにジョインしました。

LayerXを知ったきっかけ

LayerXとのファーストコンタクトは、Beer Bashというイベントでした。

イベントが開催されたのは2018年12月、仮想通貨の相場が崩れ、冷え込んだ一年の暮れでした。『仮想通貨バブルは弾けたが、ブロックチェーンという技術から学ぶものは多くあるはず』と、強く確信していました。

当時、暗号資産関連の業務に従事していたので、同じ業界に身を置くものとして、LayerXは技術的に尖っている会社だと認識していました(ジョインした今も変わっていないです)。Beer Bashにも、技術的、事業的に学びを得たいという思いで参加しました。

R&Dチームとの出会い

Beer Bashの懇親会で、現在一緒にAnonifyを開発しているosuke(@zoom_zoomzo)さんと話しました。自分のtwitterのアカウント名を伝えたら、個人として認識されていて、嬉しかったのを覚えています。

というのも当時は、自らの興味の赴くまま、インターネットの端っこの方で、ほそぼそと活動をしているだけでした。Goで自然言語処理100本ノックを完走したり、コンパイラを書いたりしていました。改めてブログを見返してみたら、2018年後半はProtocol Buffersのバイナリを書き換え、公式のデコーダがどこまで書き換えると壊れるかという検証をしていたようです。ご多分に漏れず、バイナリエンコーディングにわくわくする人間なので、今見てもおもしろいですね。

金融×エンジニアの経験

SIerで学ぶこともたくさんありました。プロジェクトマネジメント、金融システムの求められる性能、可用性、セキュリティ、品質管理、ミスを起こさせない仕組みづくり。当時の先輩は、自分がいなくても滞りなく業務が進むよう仕組み化して業務を進める方でした。不在でも、この人なら資料はここに格納しているはずと思い、ファイルサーバに接続すると、きれいに整えられていました。ここまで徹底してるのかと驚いた記憶があります。

他にも、目玉が飛び出るくらい高価なネットワーク機器を実機を触りながら、ネットワークの設計・構築に携わることができました。エンジニアとしても学ぶことがたくさんあり、今でも血肉となっています(AWSを触ってると裏の機器が透けてみえたりします)。あとIPアドレスを言うと、どのシステムの、どのサーバーかすぐに逆引きできる人間DNSのような方もいました。今の自分がLANケーブル一本敷くのに別の敷設や撤去を考えられるのも、当時ご指導いただけたからです。

SIer時代は業務部門とシステム部門の間にいくつもの部署が存在していましたが、前職では、業務チームとシステムチームが一緒になって金融プロダクトを立ち上げる経験をしました(大変なこともありましたが、規模を考えれば、階層的な組織構造は効率的な体制であるとも理解しています)。業務プロセスをシステム化することで確実性と効率性を獲得できるものをすぐに実装できたり、逆にシステム化のコストが大きい箇所は業務フローをシステムに合わせ変更することで実装を減らせたりと、非常に有意義な経験を積みました。

その業務とシステムの近さから、自分でも金商法や資金決済法、それに付随する内閣府令などを読み込み、金融と法務の面でも事業を考えるようになりました。こうしたキャリアを経てきたので、自らの強みとして、金融×エンジニアの経験、実績を伸ばしたいと考えていました。

LayerXのプレスリリース、そしてジョインへ

そんな折に、LayerXのプレスリリースを目にしました。
リリースを見た直後、LaerXのメンバーとランチを一緒する機会があり、気が付いたら面談に進んでいました。Beer Bashの後も、定期的にランチに行ったり、Devconで一緒になったり、六本木のオフィスでLayerX Newsletterの社内勉強会に参加したりしていました。声掛け期間が長いからこそ、CEOの福島(@fukkyy)さんだけでなく、メンバーとも話をする機会が多く、会社の文化、雰囲気を肌で感じることができていました。そして、この人達となら一緒に大きなことができると確信し、ジョインに至りました。

LayerXで実現したいこと

LayerXでは現在、Anonifyの開発に取り組んでいます。
プレスリリースのスライドでも証券決済、サプライチェーンなどの事例をあげましたが、ブロックチェーンは次の10年を掛けるのに十分なテクノロジーだと確信しています。むしろすでに適用され始めているというのが、事実だと受け止めています。

適用のインパクトが大きい領域は、金融、医療、物流など「重たい産業」です。私自身、金融システムを構築していたからこそ感じますが、非常にチャレンジングなことだと思います。しかし、重たい産業を変えていける機会に飛び込めることは心が奮い立ちますし、今実現できる技術で産業を一歩先に進めることは大きな意義があります。

しかし、そんな「重たい産業」にブロックチェーンを適用するためには、複数当事者間、監査機関を含め、適切なプライバシー保護技術が不可欠です。そして、Anonifyはそれを可能にする技術です。Anonifyは、LayerXが実適用を進めていくなかで見えてきた課題をもとに生まれている、いわば2周目の技術です。

R&Dとして、必要なテクノロジーを誰かが開発してくれるのを待つのではなく、必要ならば自分たちで開発していく。自分たちで開発したからこそ、事業に最も適した形で応用していける。それを一つずつ実現していきたいと思います。

最後に

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