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施策の先の事業インパクトまで見通す。LayerXマーケに求められること(#LXエモカレ)

LayerXで働く人たちの心のうちに迫る「LayerXエモカレ」。第18回目は、バクラク事業部マーケティング部の元木雄介が登場。

前職ではインサイドセールスをはじめとするセールス業務とマーケティング業務を兼務していた元木。部署や部門の連携を強め、マーケティングの基盤を作っていく環境で挑戦をするためにLayerXへ入社を決めたと言います。そんな彼にLayerXのマーケティングチームの現状を一言で表してもらうと、答えは「散らかっているけど、ワクワクする部屋」。たくさんの課題に楽しんで向き合った10ヶ月を振り返ってもらいました。


入社の一番の決め手は「羅針盤」

——LayerXに入社したきっかけを教えてください。

LayerXについては、(当時の)Twitterでよくバクラクのプロダクトリリースや機能アップデートのプレスリリースが流れてきていて、事業成長の速度が早い会社だなという認識でした。具体的に転職活動をはじめたときに、次に働くならよりプロダクトを通して大きなペインを解決するチャレンジをしたいと思うようになりました。

そういう場所はどこだろうと考えてみたら、バックオフィスの領域はまだまだ解決できる負が大きいのではないかと思ったんです。現時点でバクラクが挑戦している「経理」という領域はアナログ業務も多く、改善できる余地がたくさん残されている点で、事業の可能性もあると考えました。

また、事業や組織の成長プロセスを作ることができる環境で挑戦をしたいという思いもありました。私自身、前職ではマーケティングとインサイドセールスというふたつの領域を経験しています。その経験を踏まえても、業務が細分化され、より強いプロフェッショナリズムを求められる環境よりも、部署や部門の連携に課題や改善の余地が残されている環境のほうが強みを活かせるのではないかと考えたのです。

——事業ドメインの可能性と事業フェーズが決め手だったのですね。

そうですね。ただ一番の理由は「人」です。事業が伸びるかどうかは、最終的には「人」。つまり会社のカルチャーが強く浸透しているかどうかだと思っているので、LayerXのカルチャーの浸透度合いが決め手となりました。

「LayerX羅針盤」に書いてあることのほとんどに強く共感しましたし、採用プロセスの過程でメンバーと話をしていても、全員に「羅針盤」の内容が共通言語として浸透していて、ブレがなかった。ここまで全メンバーがカルチャーを体現している会社は他にないと思い、入社を決めました。

——実際に入社されて、いかがでしたか。

カルチャーの部分に関してはまったくギャップはありませんでした。毎週月曜の朝に行われている全社の週次定例で、代表の福島さんや松本さんが考えていることを話してくれたり、日常の業務のなかでも当たり前のように羅針盤の言葉が使われていたり。一人ひとりがカルチャーを大切にしていることを感じられています。

ただ、業務の面では思っていたよりも散らかっていましたね(笑)。見るべき数字が整っていなかったり、データがあちこちに散らばっていたり……。ただ、そういう状態をきちんと整備していくことがやりたいことのひとつだったので、やりがいを感じました。

常にレベニュー全体を見通すマーケティングの視点で月間MVPを受賞

——バクラク事業部のマーケティングオートメーションツール(以下、MA)の移管という、大きなプロジェクトにも携わられていますよね。

僕と(バクラク事業部マーケティングマネージャーの)松岡さんがメインで動かしていたプロジェクトなのですが、想像を遥かに超えて大変でした。信じられない数のタスクと工数が発生し、その横では通常のセミナー運営やメルマガ配信などの業務も走らせなければならない。どう考えても自分のリソースの限界を超えていたので、「みんな助けてね」と意識的に伝えるようにしていました。

——それだけ大きなプロジェクトをやり切った後には、「バクラク請求書発行」のリリースや「インボイス対応力向上サミット」など、次々と大型プロジェクトに参画されています。

入社して10ヶ月の間に、これだけ大きな経験をさせてもらっているのは本当にありがたいですね。特に「インボイス対応力向上サミット」は初めてライブ配信にチャレンジしたので、思い入れがあります。実際、800名近い方にご参加いただき、常時700名くらいの方がチャット欄に投稿してくださるという熱量の高いイベントになりました。

「インボイス対応力向上サミット」でMCを務める元木

インボイス制度が施行されれば、困る方が大勢いらっしゃるだろうということは予想できていたので、一番悩みが大きくなるタイミングに必要な情報を届けたいという思いで企画したイベントでした。準備の段階ではとても苦労しましたが、インターン生の萩野さんがオーナーシップを持って進めてくれたので、とても心強かったですね。

——カンファレンスの成功を受けて、月間MVPを受賞されました。

僕自身が評価されたというより、チームみんなに対しての賞だと思っているので、カンファレンスを推進したみんなで一緒に受賞できたことがとても嬉しかったです。

BtoBのマーケティングは、点の施策が成功すれば終わりではありません。ある施策をやったことでお問い合わせが増え、インサイドセールスやフィールドセールスがお客様の課題に寄り添い、カスタマーサクセスが並走する。施策の先のインパクトまで見通す視野が必要です。そういう意味でも、チームのなかの繋がりだけでなく、部署や部門を越えた繋がりを大切にしたいと思っています。

月間MVP受賞時のスライド(sunnyは元木のIDネーム)

LayerXは“散らかっている部屋”を楽しみながら整えられる人はきっと向いている

——どういうところにLayerXならではのマーケティングの面白さを感じますか?

やっぱり「コンパウンドスタートアップ」であることですね。プロダクトが増えれば増えるほど、マーケティング施策は複雑になりますが、その分めちゃめちゃ面白いんです。例えば、ひとつのプロダクトでマーケティングの訴求が5つできるとしたら、ふたつになれば訴求軸は倍になります。もしかしたらそれ以上になるかもしれない。機能やプロダクトが増えるごとに打ち手が無限に増える面白さを感じています。

それぞれのプロダクトの施策が相乗効果を生み、お客様への価値に繋がり、それが事業をドライブさせていく。福島さんが「ひとつのプロダクトで生み出せる価値には限界があるけど、複数プロダクトを展開することで限界を突破できる」と話していたことは、マーケティングにも言えると思っています。

——LayerXのマーケターに向いている人はどういう人だと思いますか?

一言で言うと「カオスを楽しめる人」。もう少し具体的に表現するなら、散らかっている部屋を片付けることが苦にならない人です(笑)

チームの状態にしても、マーケティング施策の量にしても、とにかく今は試行錯誤のフェーズ。常に仮説検証して、新しいチャレンジを繰り返していくのがLayerXのマーケティングなので、あらゆることを試しながら正解を作っていくことを楽しめる人は向いているんじゃないかなと思います。

あとは、自分をメタ認知して反省することができるかどうかが、個人的に重要だと思っています。自分の行動を客観的に見て次に活かせるかどうかって、ある意味スキルセットよりも大事なんじゃないかなと。スキルって結局は経験の量に比例するので、自分の課題に自分で気づける人、あるいは自分の弱みに向き合える人と一緒に試行錯誤していきたいなと思います。

——今後の展望を聞かせてください。

マーケティングという領域に閉じずに、事業成長の要になるような仕事をしたいと思っています。事業を伸ばすためなら、やれることはなんでもやりたいという気持ちです。元々、インサイドセールスとマーケティングというふたつの領域を経験してきたからこそ、これからも既存の枠にとらわれずにいろんなことに挑戦していきたいですね。

“散らかった部屋”を楽しみながら片付ける仲間を募集しています!

半年にひとつ、新規プロダクトをリリースすることを目標に掲げているバクラク事業部。やることも、やれることも無限にある環境で、誰もやったことのないマーケティングにチャレンジしてみませんか。まずはお気軽に、カジュアル面談でお話ししましょう。


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