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「育休」が終わっても「育児」は続く。仕事と家庭の両立に“本気”で向き合うPRの等身大(#LXエモカレ)

LayerXで働く人たちの心のうちに迫る「LayerXエモカレ」。第19回目は、 三井物産らとの合弁会社「三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社(以下、MDM)」に所属する木村彰秀​​にインタビューしました。

SBIホールディングスから、LayerXのひとり目PR(Public Relations)としてジョインした木村。ブロックチェーン事業からのピボットや、個人では育休も経験し、現在はMDMに出向しPRを担当しています。「PRという肩書きは“ラベル”にすぎない」と言う彼がMDMで成したいこととは。これまでのキャリアを振り返りながら、語ってもらいました。


「新しい産業を作りたい」大手ネット銀行からスタートアップへ飛び込んだ思い

——木村さんは新卒でSBIホールディングスに入社され、住信SBIネット銀行でキャリアをスタートさせたのですよね。

大学で経済学を専攻するなかで、社会において金融の果たす役割や、新しい産業の創出といったテーマに関心を持つようになりました。当時「インターネット×金融」という市場が成長を続けていたこともあり、イノベーションを創出する場所で経験を積みたいと思ったことが入社を決めた理由です。

入社後すぐに住信SBI銀行の企画部に出向という形で配属され、関係当局との折衝や広報、各部の予算策定のサポートなどを経験しました。その後、ウェブマーケティング部で商品の販促のためのキャンペーン企画や広告出稿の業務などを担当したり、人事部で評価体制や採用スキーム作りなどを主導したりしていました。5年目にSBIホールディングス本体に戻った感じです。

——かなり多岐に渡るご経験ですね。

SBIホールディングスでも、コーポレート・コミュニケーション部という、社長直下でIRやPRを担当する部署に配属されたので、一代で大きな事業を築き上げた事業家である北尾(吉孝)さんが、どう物事を進めていくのかを間近で見るという貴重な経験をさせてもらいました。

記者発表会にて。縁の下の力持ち

——そんななかで、どうしてLayerXにジョインしたのでしょうか。

SBIホールディングスでの仕事はやりがいが大きかったのですが、やっぱり「新しい産業を作る」ことに対する興味がずっとあって。そんなときに、大学時代の同期でLayerXで仕事をしていた(バクラク事業部 執行役員の)牧迫さんから飲み会の席で「LayerXにいつかジョインしてほしい人として名前を挙げている」と急に言われたんです。その時は転職するなんてまったく考えていなかったので「何を言っているんだろうな」と思っていたんですけど(笑)

数ヶ月後に、カジュアル面談で話を聞きながら、世の中を非線形に変えていくことにチャレンジしようとしているところにすごく魅力を感じて入社を決めました。

——ひとり目のPRとして、当時をどう振り返りますか。

実は、純粋にPRの仕事だけをやっていた時期は最初の1ヶ月くらいなんです。その間に、ブロックチェーン事業から撤退し、今のバクラクを作る期間に入ったので、PRの仕事がなくなってしまって。それで、コーポレート業務を兼務する形になりました。

毎月1週目、2週目は経理や労務の業務に時間を費やして、3週目にPRの仕事をし、4週目にはまた月次決算の準備をする……みたいな働き方を2年間続けていました。こう言うと大変そうに見えるかもしれませんが、結果的にバクラクが解決したい経理業務の解像度がすごく上がったので、良い経験でしたね。

社内の野球好きが集まった交流会にて

1ヶ月間の育休を通じて感じた「不安」と「葛藤」

——その後、1ヶ月間の育休を取得されていますが、スタートアップ企業で育休を取る決断に不安などはありませんでしたか?

大企業だと、誰かが育休を取得してもカバーできる体制が整っているケースが多いと思います。ただ、僕が育休を取ったころのLayerXは全社の人数は100名ちょっとで、PRを含めたコーポレート業務は少人数で回していました。特にコーポレート業務は会社の根幹なので「育休取るから決算締められません」では話になりません。なので、基本的には自分が担っていた業務は全て手離れさせるべくPR、経理、労務を一人ずつ採用し、少しずつチーム体制を整えていきました。

PRとコーポレート業務のそれぞれで、自分が抜けても業務が回る安心感が生まれた反面、育休から戻ったときにどうやってバリューを発揮すれば良いのだろうという不安にぶつかりました。産休から育休を経る女性に比べれば、1〜3ヶ月と期間は短いですが、新しいミッションを見つけ、キャッチアップし、成果をださなければならないことは同じなので。

家族・育児に向き合う時間を増やした分、時間の制約は生まれるし、そのなかで自分のキャリアの可能性をどう開いていくのか。多くの女性がそういった怖さとずっと闘ってきたのだなと、痛感した瞬間でもありました。

——育休から復帰した後はさらに大変ですよね。

当然ですが、「育休」が終わっても「育児」は続きます。子育てをしながら仕事をしていると、「早く帰っていいよ」とか「無理しないで」などと言われることが多くなりました。それは心の底からの善意や思いやりなんですが、それが逆に「ガラスの天井」のようなものを作ることがあると感じていて。自分自身も「もっと働きたい」という思いと現実の間で葛藤することがあります。

女性からすれば、「今更気がついたの?」という感じだと思うのですが、男性が真面目に育休や育児に向き合おうとすると、結構強烈にその壁を感じるのではないかなと。当事者になって初めて分かる“痛み”や“悩み”はありますね。

でも、子どもと一緒に夜の9時には寝て、人より早く起きて仕事を始める今の生活は本当に幸せです。ハードなことはたくさんありますが、LayerXもMDMもお互いの生活を尊重しフォローし合う文化が根付いているので、とても助けられています。

「等身大」で事業に資する。MDMのPRとして目指したいこと

MDM取締役 丸野宏之と登山での一コマ

——現在は、三井物産らとの合弁会社「三井物産デジタルアセット・マネジメント」でPRを担当されています。

育休取得後に、MDMの事業のひとつである個人投資家向けの資産運用サービス「ALTERNA(オルタナ)」がローンチされることになり、MDMに出向しました。SBI時代に培った金融の知識を活かしながら、オルタナのことをより多くの方に知ってもらうのが今のミッションです。

MDMはライセンス業なのでLayerXほどカジュアルに物事を進めたり変えたりすることはできません。絶対に守らなければならない規則もあるし、制約も多い。ただ、そのなかでいかに工夫をしてレバレッジを効かせるかを考える面白さがあると感じています。

僕はバクラクがやろうとしていることは、「人の時間を生み出すこと」だと思っているんです。それに対してMDMがやろうとしているのは、「お金の余裕を生み出すこと」。時間もお金も生きる上で欠かせない大切なものだと考えると、バクラクもMDMも「人生を豊かにするための根幹」を作っていく事業で、目指す方向は同じだと考えています。

——面白い解釈ですね。今、MDMのPRとして注力していることは何ですか?

正直、僕は「PR」をやりたいと思ったことはないんです。たまたまそのキャリアに行き着いて、その周辺を行ったり来たりしているだけで。現代って、世の中のさまざまな仕事を分業にしてラベルを貼ることで、認知負荷を下げている部分があると思うのですが、そのカテゴリに自分をはめる必要はないと思っています。

そういう意味で、事業に貢献できることは何でもやっていきたいですね。世の中の課題をちゃんと可視化し、「社会ごと化」して届けることで、結果的に自分たちの事業への関心も高まっていくはずです。ダイレクトに数字に影響する施策だけでなく、自分たちの等身大の思いを届けることによって共感してくださる人を増やす施策にも、もっと取り組みたいと思っています。等身大から離れたところで「綺麗なコンテンツ」を作っても、本質的ではないと思うので。

新NISAも始まり、資産運用に対する社会の関心も高まっているなかで、オルタナが投資や資産運用について考える機会を増やし、投資に対するマインドを変えていくきっかけのひとつになると嬉しいです。

——これからMDMのPRをどういうチームにしていきたいですか。

PRの領域を拡張していけるチームにしていきたいですね。PRって本来的には経営の隣にあるものだと思うので、それぞれの強みを活かしながら会社全体の成長に寄与できるチームを作りたいと考えています。

そのために、一緒に高みを目指しながら、背中を預け合えるメンバーを増やしていきたいです。「仕事もプライベートも両立する」って言うのは簡単ですが、実はすごく難しい。でも、そのバランスを保つことが人生を豊かにしてくれると、僕は子育てを通じて感じているので、「キャリアも家族も諦めない」という難しいことをチーム全員で成し遂げられるチームにしたいと思っています。

多様なステークホルダーそれぞれが、MDMの目指すことに共感し、MDMの事業を通じて個々が幸せになれる循環を作りたいと考えています。そのために「PR」の概念にとらわれないチームで挑戦を続けていきたいです。

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MDMでは金融業界だけでなく、さまざまなバックグラウンドを持った多様なメンバーが、金融事業を通して社会に貢献するために日々奮闘しています。ミッションや志に共感された方はぜひ、お気軽にお問い合わせください!


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