行動指針「Trustful Team」の実践ーPrivateChannelの存在を公開することの意味ー
※これはLayerXが12月を前にちょっと早めの10月から始めてしまっている【LayerX Advent Calender 2021】の28日目の記事です。昨日の記事はこちら、明日は @tapioca_pudd がなにかを書いてくれる予定です。
こんにちは、すべての経済活動をデジタル化したい石黒 @takaya_i です。
私たちスタートアップにとって「ミッション・バリュー」の重要性については多くの場所で語られています。同時に大切になるのがその重要性のみならず「実行性」。絵に描いた餅ではなくそれがどの程度、意識や行動として浸透しているか。その実行性こそが「バリュー(※LayerXでは「行動指針」と呼びます)」が組織のOSと言われる所以です。
行動指針「Trustful Team」
LayerXには5つの行動指針があります。
(最近リリースしたCompanyDeck Slide16を抜粋)
中でも私が人事の担当として大切にしている行動指針がTrustful Teamです。
Trustful Team
各自がプロフェッショナルとして、時にはシビアな判断も含め、実行するチームを目指す。そのためにも、おたがいを信頼し、透明性のあるコミュニケーションを徹底しよう。
Trustful Teamの実践
LayerXでは組織のあらゆるところにTrustful Teamを実践していくためのOSが自然に組み込まれています。
一例ですが、週次定例(全社のAllHands)の冒頭の固定文章にはこう書かれています。
[固定] 情報の透明性について
- 大人としての信頼関係でやっています
- あらためてなぜ
- アウトプット = 能力 * 情報のアクセシビリティ * 組織リソースのアクセシビリティ
- 古くからいる人が活躍しやすい理由 = 情報のアクセシビリティ * 組織リソースのアクセシビリティが高い
- 透明にしないと知らない情報や、何やってるかわからない人がいる前提で意思決定しないといけない
書いてあるとおりですが、アウトプットは情報と組織リソースへのアクセシビリティがセットでつくられるものです。情報へのアクセスを最大化していく「仕組み」が組み込まれた状態になっていることが必要になります。
LayerXのSlackチャンネル運用
上述してきたTrustful Teamを実践していく中「すべてをオープンにする」ということにも限界があります。その代表的な例がSlackでの「プライベート/センシティブ情報の取り扱い」です。いわゆる情報の「線引き」について。
(以前ツイートした際には多くの共感をいただきました)
「どんなPrivateChannelが存在するか」を明示する
LayerXでは「どんなPrivateChannelが存在するか」を明示しています。現在5つのChannelがあります。特にモザイク加工しなければならない理由もないので、このまま公開しちゃいます。
チャンネルの存在と、その目的、参加メンバーを明示しています。
最後に
LayerXはDMも本当に少なく、私が代表の福島と初めてDMしたのは入社して1年経過したくらいでした。スタートアップで叫ばれる「透明性」への投資、他にもTipsがあったらぜひ知りたいです。
そして大切なことは、透明性と同時に「透明だから良い」という単一の考え方ではなく、「プライベートな情報やセンシティブな情報が適切に守られていること」をセットで考えられることかなと思っています。
LayerXは創業してまだ日が浅い企業ですが、全社としてキュリティへの取り組み・意識もしっかりしており、在籍するメンバーの1人として非常に誇らしいことの一つです。
僕が大好きなこの会社、もし一緒に挑戦してもいいよ〜!という方がいましたら、ぜひこちら↓を読んでいただき、気軽にアクションしてもらえたらうれしいです。