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仕事を通じて人生を豊かにしたい。LayerXの“母”が目指す組織のアップデート(#LXエモカレ)

LayerXで働く人たちの心のうちに迫る「LayerXエモカレ」。今回は、HRの小瀬川奈津子(こせがわ・なつこ)にインタビュー。

「cose母」というSlackのスタンプが生まれるほど、常にメンバーに寄り添いながら仕事を遂行する小瀬川。その優しさの裏側には「自分がいるときと、いないときを比較して、プラスの作用がなければLayerXにいる意味がない」という強い意志が。組織が拡大し、過渡期にあるLayerXの変化を支える彼女の信念を訊きました。


「カオスを味わうためにLayerXに入社した」

——小瀬川さんはLayerXに入社してどれくらいですか?

昨年(2023年)8月入社なので、もうすぐ1年です。新卒でゲーム会社の人事に配属され、その後は人事コンサル、スタートアップ企業を経てLayerXにジョインしました。

——LayerXを選んだ理由は?

前職のスタートアップが、それまでの職場環境と大きく違っていて、自分にとってすごく印象的だったんです。社員の皆さんとの距離がとても近く、自分がやったことに対するリアクションや手応えがダイレクトに感じられたことが新鮮で。

どうしても人事という職種柄、心理的な距離を置かれることも多いのですが、前職はそういうことをまったく感じずに、”みんな”で一緒に仕事をしている感覚を得られたので、転職するなら次も絶対スタートアップが良いなと漠然と思っていました。

LayerXを知ったのは、前職がバクラクを導入していたからです。圧倒的なユーザー体験を自分で体感したこと、すぐ隣で仕事をしていた経理のチームとバクラク側とのやり取りなどを垣間見て、「良い会社なんだな」と感じていました。

ちなみに バクラクの圧倒的なユーザー体験は(東京ディズニーシーのアトラクションの)“タワー・オブ・テラー”でシリキ・ウトゥンドゥが消えたのを初めてみたときに感じた「どうなってるの!?」と同じくらいの驚きでした。

そういう経緯もあり、転職を本格的に考え始めた時に候補として真っ先に思い浮かんだ会社がLayerXでした。

月間MVP受賞時のスライド

——実際、入社してギャップなどはありましたか?

両代表の発信力には驚きました。毎日Slackで日報を投稿したり、週次定例でいろんなトピックのお話をしたり。資金調達後に、その裏側を振り返る勉強会も開催してくださりました。面接時もオープンな社風は感じていましたが、入社してみて改めて情報の透明性の高さにびっくりしましたね。

あとは、これはある程度予想はしていましたが、やりたいことがありすぎること(笑)。社員数が爆発的に増えていくなかで、やるべきこと、やりたいことを一つひとつ取捨選択していかないと仕事が回らなくなるので、「やったほうが良いけど手がつけられていない」ことがたくさんあります。

そういう状況を想像するのと体感するのでは全然違うので、いい意味で「こういうカオスを経験するためにLayerXに入ったんだよな」と噛み締めています。

回答率100%の組織サーベイは“執念”の賜物!?

——今、具体的にどんな業務に当たられていますか。

いろいろありますが、評価制度の運用や、勤怠改善のプロジェクト、福利厚生の整備などを進めています。今もフルリモート、フルフレックスなど比較的働きやすい制度はありますが、社員数が増えていくのに合わせて、さまざまなバックグラウンドの方がより柔軟な働き方ができるように、他にできることはないのか、既存の施策に対してももう一度整理して、「会社のメッセージ」としてしっかり軸を定めることが目的です。

——組織や個人のコンディションを測るサーベイの回答率100%も驚くべき数字です。

ありがとうございます。これはもう個人的なこだわりというか執念で(笑)。サーベイ系は絶対に回答率100%を達成すると決めて、徹底的にコミットしています。もちろん休職中の方や、長期休暇を取られている方は除きますが、ひとりでも回答しなくていい状況を作ると、みんな回答しなくてもよくなってしまうので、小さな決め事でも「みんなで守る姿勢」が会社として大切だと思っています。

回答しない方のほとんどが、ただただ「うっかり」見落としていたり忘れていたりするだけなんです。そのため、なるべく嫌な気持ちにならないように丁寧にリマインドすれば、みなさん好意的に受け入れてくださるので、地道に声かけを続けています。

ちょっとした雑談にもさりげなくリマインドを滑り込ませるcose母

——地道に声をかけ続けることに疲れたりしませんか?

LayerXは「全員コーポ(レート)」「全員採用」「全員PR」といった標語があり、当たり前のように全員で会社のことに取り組む文化があるので、孤軍奮闘している感覚はないんです。「(コーポレートの仕事だから)やって当たり前」という空気だと心が折れるかもしれませんが、幸いそういうことは今まで一度もなく。自分がやっていることをちゃんと見てくださる方がいる、協力してくださる方がいるのを感じられるので、疲れることはないですね。

あと、前職が「ユーモアを大事にする」カルチャーだったので、今でもリマインドひとつにもユーモアを交えるようにしているんです。そうすると、自然と周りの方も楽しんで協力してくれるようになるので、事務的な連絡にならないような工夫をしています。

「みんなに愛をもって向き合う」と言うと大袈裟ですが、一緒に働く仲間として大事に思っている、リスペクトしているという思いを、日々のやり取りの中に込めることも意識していることです。コーポレート部門は直接売り上げを立てることはできないので、全職種に対してリスペクトの気持ちを持って、日々の業務に臨むことを大切にしています。

長く働き続けるための選択肢を増やしたい

——今一番、熱量高く取り組んでいることはなんですか。

働き方に関するプロジェクトですね。会社のフェーズが大きく変わろうとしている時期ですし、またLayerXには新しいチャレンジをしたい、成長したいという気持ちの方がすごく多いので、長期間働き続けられる仕組みを作りたいと思っています。時には長時間働かなければならないタイミングもあると思いますが、その分しっかり休むなどバランスを取ることが何より大切です。

どういう働き方ができるのか、選択肢をきちんと提示できることが会社としての役割だと思うんです。例えば、産休・育休から復帰した場合も、これまでは個別に働き方を調整していましたが、きちんと仕組み化して「こういう選択肢がありますよ」と事前に見せることで、復帰後のイメージをつきやすくし、安心して出産や育児に臨んでもらう。

私自身も産休・育休を経験するなかで、周囲の方にたくさん支えられてきたので、それを還元したい思いが強くあります。人生のステージが変わるときって誰しもが不安になりますよね。そういうときに、背中を押したり支えたりするのが私の役割だと思っているんです。

——小瀬川さんが「cose母」の愛称で親しまれている理由がわかりました(笑)

そうなんです(笑)。先日、地方に住むHRチームのメンバーが出張で東京に来ていたときに、急に冷え込んだことがあって。咄嗟に「〇〇さん、出張で来ているけどちゃんと羽織持ってきているかな、寒くないかな」と気になってしまって。自分でもお母さんみたいだなって思って笑ってしまいました。

「cose母」の由来となったSlack

自分が組織にいることでポジティブな差分を生み出すこと

——今後、どういう人と一緒に働きたいですか?

「新しいことにチャレンジしたい」という思いを持った方ですね。LayerXはまだまだカオスで、決して楽とは言えない場所ですが、それぞれの得意・不得意を組み合わせながらひとつのコトに向かっていける環境です。

「前回がこうだったから、今回も同じやり方を踏襲すればいいよね」といった考え方が通用しない難しさを、新しいチャレンジとして捉えられる方はフィットするんじゃないかなと思います。

そのチャレンジを支えるのがHRの役割なので、仕事の時間が個々人にとって豊かな時間となるように制度や仕組みを整えていきたいです。「ワークライフバランス」という言葉がありますが、私は仕事はあくまで人生の一部であって、プライベートとバランスを取るものではないと思っています。仕事を通して人生が豊かになることが理想だと思うので、LayerXで働いている方にそう実感してもらうことが、私の目標です。

先ほども話した通り、とにかくやりたいことが多すぎて、時間も人手も足りない状況なので、過渡期にある組織のアップデートに全力で取り組みたい方には、ぜひ仲間になってほしいですね。

私はLayerXがすごく好きで、これからも貢献し続けたい思いがあります。自分がいることで、組織にポジティブな差分が生まれなければ自分がLayerXにいる意味はないと思っているので、定量的な成果が測りにくい領域であっても、何かしらプラスの効果を生んでいきたいです。ただ自分が「心地いいな」と思うだけじゃダメだって、自分への戒めですけど(笑)

拡大する組織の骨組みを一緒に作っていく仲間を募集しています!

組織のアップデートをし続けるLayerXで、真の「働きやすさ」や「働きがい」を生み出す仕組みを作りませんか?ご興味がある方は、お気軽にお話ししましょう。


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